革靴ポリ男

靴磨き職人を目指す大学生のブログです。革靴や靴磨きについての記事を書いていくので、良かったらご覧ください。

職人さんが泣きますよ?

ドライワックス…

 よくこの言葉を聞きますが、私的にはいかがなものかなと

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マイワックス達

 はじめに

 鏡面磨きって、本当に人によって磨き方が違いますよね。靴磨きで最も個性が出る、もしくは個性を出せるところではないでしょうか?

 いろんな人たちが、色々な工夫をして各々の靴を光らせるべく、日々研究をされているかと思います。そして、そんな方々が生み出した靴磨きの方法として次のようなものがあります。

それが、ドライワックス。

 今日は、そんな「ドライワックス」についてポリ男が思うことを書いていこうと思います。

 ドライワックスとは

 まず初めに、ドライワックスとは何か説明していきますね。文字通りの説明にはなってしましますが、ワックスを乾燥させるというものです。

 蓋を開けたままにして数日間放置することで、有機溶剤を飛ばしワックスの塊にすることです。こうすることにより、下地を作る際に一度に多くのワックスをのせることができ、比較的簡単に鏡面磨きができるようになります。

 実際に、この方法を取り入れている方もしくはプロの靴磨き職人の方は少なくありません。そのため、反響が反響を呼びドライワックスを取り入れている人は増えているかと思います。

 でも、私はおもいます。「それでも人間か!?」と。

(もし読まれている方の中に、ドライワックス使われている方がいらっしゃったらすみません。今回は許してください。)

 ものを大事にするならば

 もちろん、鏡面磨きをするような方々ですから普通の人たちの何倍も物を大事にする気持ちは強いと思うんです。そうでもなければ、靴磨きなんて普通は始めません。

 そういう方々は、靴以外の者も大切に使っていることでしょう。そして、大事にする理由というのをそれぞれの人が持っているはずです。例えば、靴が好きとか高かったからだとか。その理由の中に、こんな理由はありませんか?

作ってくれた人がいるから。

 私がものを大事にする一番の理由はこれです。そして、もしも作ってくれた人に見せたときに、喜んで欲しいという思いで物を大事にしています。こういう思いを持っている人は少なくないはずです。

 そして、それはワックスも然り。どういうワックスが作りやすいのか、どうしたら光りやすくなるのか。どういう配合にしたら、それらは叶うのか。

 靴磨きをする人たちのことを考えて、物凄い時間を使って研究してくれているんです。そんな人たちにドライワックスを見せたら、どうゆう気持ちになると思いますか?

 もしあなたが、ものを大事にするならば道具も大事にしてあげてください。作ってくれた方々の努力を水の泡にするようなことはしないでください。

 

光りやすいやーつ

 ドライワックスに挑戦しようと思っている方いましたら、少し待ってください。わざわざ作らなくても、使いやすいワックスはあります。ポリ男が使った中で、使いやすかったワックスを紹介します。

それは、サフィールのミラーグロスとリンカーンワックスです。では、これらのワックスについて少し説明していきます。

Saphir MIRROR GLOSS

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サフィール ミラーグロス

 このワックスは特徴として、硬めです。そのため一度にたくさんのワックスを塗布することができ、ほかのワックスよりも短い時間で鏡面磨きをすることができます。裏の説明書のところにも、短い時間で鏡面を作れると記載されているほどです。

 

LINCORN WAX

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まっすぐ立たない

 このワックスは使った印象として、とにかく光りやすいです。ネル布で水とワックスを使って鏡面を研いでいく作業がありますが、一回目から中々光ってくれます。使いやすさでいうと、こっちの方が使いやすいです。

まとめ

 今日書いたことは、ただ単に私の価値観なので押し付けるようなことはできません。しかし、この記事を読んでくれた人の中で考えなおしてくれる方がいたら幸いです。

 

 でも、ミラーグロスをドライワックスにしたらどうなるか少し気になる。(笑)