あなたは知っていますか?クレム1925の真実を…
はじめに
皆さんこんにちは、ポリ男です。
突然ですが皆さん、あなたにとって最高の靴クリームは何ですか?
好みは人によって変わってくると思いますが、こう答える人は少なくないでしょう。
サフィールのクレム1925であると…多くの靴磨き職人の方もお勧めしてますし。
しかーし!果たして、クレムは本当に良いクリームなのでしょうか?
今日は、禁断の扉を開けちゃいたいと思います。
世界最高のクリーム
サフィールのクレム1925、このクリームは世界最高のクリームというのは皆さんご存じだと思います。なぜここまで評価されるのでしょうか?その理由を紐解いていくために、まずはこのクリームについて説明していきます。
クレム1925はサフィールの上級ラインであるサフィールノアールとして1920年代から販売されている、靴クリームです。
主な成分として高級ワックスやシアバターが含まれいるため、油性クリームとなります。説明はこれくらいで十分だと思います。
これだけを読むと、確かに何か凄そうなクリームな気がしますよね。僕も靴磨きを始めたての時にこのように記載されているサイトを見て、よくわからず使っていました。しかし、いろいろ勉強しているうちに思ったんです。そうでもなくないか?って。
でも理由がないと納得してもらえませんよね?ということで、伸び・艶・保革・色着きの点からポリ男の意見をお伝えします。
最高級クリームの伸び
クレム1925の伸びですが、最高です。「いや、批判せんのかーい!」と思われたかもしれませんが、このクリームは本当に使いやすいです。まぁ、試す必要なんてないですが実際にどれくらい伸びるのか試してみましょう。
実験内容は以下の通りです。
「米粒1粒くらいで、どれくらい広く塗れるのか」では、やっていこう。
少量しかとらなくても、本当に広範囲にわたりクリームを伸ばすことができます。ここまで使いやすいクリームは中々無いです。これは言い切れます、ということで「クレム1-0ポリ男」。
最高級クリームの艶
艶についてですが、めちゃくちゃ光ります。ということで「クレム2-ポリ男0」。
文句の言いようがありませんし、クレムといえば艶が出るということで名前が通っているといっても過言ではありません。
悔しいですが、試す必要もないと思います。でも、やっていこう。
実験内容は以下の通りです。
「先ほど塗ったクリームのブラッシング」
写真では伝わりにくいですが確実に光っています。いやぁ、本当に良いクリームですな。あ、言ってしまった。
ということで、つぎ行ってみよう。
最高級クリームの栄養
こればっかりは実験できないので、クレムの材料を見ながら見ていきますか。
では、みていこう。
成分の欄には「ろう・油脂・有機溶剤」と記載されています。あれれ、栄養成分があんまり入っていないようですねぇ。ゼロではないですが、ロウと油脂だけではたいませんねぇ。ということで「クレム2-1ポリ男」。
ですが、解決策はあります。それはデリケートクリームと併用することです。こうすることで、しっかりと栄養を与えつつ艶を出すことができます。ん?ということは「クレム3-0ポリ男」になってしまうのか。
最高級クリームの色着き
これは、先ほど使った革を見て検証していきましょう。ちなみに、この検証をするために白い革を買いました。みやすいですか?
では、みていこう。
どうですか?人によって感覚は違うと思いますが、ポリ男的には十分な色付きです。そもそも、油性クリームはそこまで色付きが良いものではないですしね。
ということで、「クレム4-0ポリ男」。あ、あれー?こんなはずじゃ…。
最高級クリームの欠点
ははははは!このままでは終われないぜ!
実は、クレムには皆さんが気づけていない欠点があります。
それは、鏡面磨きに向かないということです。これ、結構知らない方多いんじゃないですか?いろんな記事を見てても、クレムを使った後にワックスで鏡面磨きをしている方をよく見かけます。
でもクレムが悪いというよりは、使っている人が悪いと思います。なぜなら、油性クリームとワックスの相性が悪いということを知らずに使っているからです。
みなさん、こんな話は聞いたことがありますか?
「クレムで鏡面が落とせる」
これは、ポリ男も試したことありますが紛れもない事実です。ということは?
そういうことですよね。
でも適した使い方をすれば、間違いなく最高のクリームです!
まとめ
ということで、検証結果!
ポリ男惨敗です。
「クレムは最高のクリームで間違いない」
でも、鏡面磨きの時は使うべきではないので、そこだけは忘れないようにしてください!