鏡面を作るならば、まずは下地に尽力せよ
はじめに
靴磨いてますか?
みなさんお疲れ様です。革靴ポリ男でございます。
今日は皆さんに質問があります。
「革靴を磨きときに一番難しいのはどの工程ですか?」
もちろん人によて違うと思いますが、鏡面の下地を作りと思う方が多いのではなでしょうか?
ちなみに僕はこの工程が一番苦手です。
でも、靴を磨いていく中で自分なりにコツを掴みました。
今日はそのコツについて書いていきます。
下地作りとは
まず初めに、皆さん知っているかとは思いますが下地作りとは何かについてお伝えします。
下地を作り…それは…きょう革靴を磨くうえで究極の工程である。
っていうのは嘘で、ワックスを重ねて塗り鏡面磨きをするためのベースを作ることです。
一見すごいシンプルにも思えますが、だからこそ難しいんですよね。
簡単なことこそ難しいとはよく言ったものです。
しっかりとした下地ができていないと、鏡面は作れません。
ワックスの量が多すぎても少なすぎても失敗します。
では、そんな下地作りのコツをお伝えします。
そう。大事なのは少しづつの気持ち。
みなさん靴磨きをするときに、このような言葉よく聞きませんか?
米粒一粒・2,3滴・少々etc.
聞き飽きたと思うほど聞いたでしょう。
ではここでも聞いてもらいましょう。
「ワックスの量も少しづつ」
靴磨きで何かを使うときは、何を使うときにおいても少しづつが基本です。
一回で指に取るワックスの量は指紋が見える程度がベストだと思います。
それに靴磨き職人の方々も同じように言っています。
ワックスを指に取っているところの写真を撮ってお見せしたいのですが、指紋の写真を上げるのは危険なので挙げません。すみません。
代わりに、ワックスの硬さにもよりますがもう少しわかりやすい量をお伝えします。
「指で3,4回なでる」
これくらいがちょうどいいです。
下地の層の数…決まってません。
よく職人の方やブログでこのような言葉を耳にしませんか?
「下地はn層作るようにしてください。」
初めのころは忠実にこれに従い、下地作りを行っていました。
しかし、同じように下地を作っても成功するときと失敗するときがあったんです。
そも頃はかなり靴磨きに頭を抱えていました。
しかし、ある日ベランダでボーっとしていたら店から翼を生やした革靴が舞い降りてきて、ポリ男にこう伝えました。
「靴によって使われている革ちげぇから、靴によってワックスの量変えたほうがええと。」って。
言われてみればそうですよね。革によって表面の凹凸の深さって違いますもんね。
ありがたいお言葉を受けてから試行錯誤して靴を磨いていると発見しました。
「下地完了のサイン」
それからは鏡面磨きを失敗する機会がすごい減りました。
そのサイン…しりたいですか?知りたいですよね!?
分かりました、お伝えします。
「革の表面をなでている感覚がなくなる、かつ革に艶が出てきたとき」
これです!あくまでポリ男の感覚なんですけどね。
これくらいワックスを塗れば、後はネル布で磨けばピカピカになってくれるはずです。
でも、残念ながらネル布の工程を失敗すると台無しになっちゃうんですけどね。
さいごに
どうでしたか、役に立ちましたか?
正直これを知ったところで鏡面磨きをできる保証はありません。
何度も何度も失敗をして、やっとできるようになります。
ポリ男のやり方で失敗した方、諦めてはいけません。
何度も自分なりに工夫して挑戦してください。
それでも失敗してしまったら、ほかの方のやり方を調べてみてください!
読んでいただいてありがとうございました!
~次回予告~
「ゆっても、ネル布磨きも難しい」